はじめに
訪問看護という言葉は聞いたことがあっても、実際にどんな仕事なのかはイメージしづらいかもしれません。この記事では、訪問看護の基本的な仕事内容や、病院勤務との違い、向いている人の特徴などをわかりやすくご紹介します。
訪問看護とは?
訪問看護は、看護師が患者さんのご自宅や施設を訪問し、医師の指示やケアプランに基づいて看護を提供するサービスです。高齢化が進む日本において、住み慣れた地域で自分らしい生活を送りたいと願う方々を支える大切な役割を担っています。
訪問看護の対象となる方は、がん末期の方、認知症のある高齢者、難病や障がいをお持ちの方、退院後の在宅療養をされる方など多岐にわたります。一人ひとりの状態や生活背景に合わせた柔軟な看護が求められます。
訪問看護の主な仕事内容
- 健康状態の観察(バイタルチェック、症状の確認)
- 医療処置(点滴、カテーテル管理、床ずれ処置など)
- ターミナルケア(終末期ケア、看取り対応)
- 家族への介護支援と相談対応
- 服薬管理
訪問時間は1件あたり30〜60分が多く、1日に5〜7件訪問するのが一般的です。利用者と1対1でじっくり向き合えるのが大きな魅力です。
なぜいま訪問看護が注目されているのか?
日本は世界有数の超高齢社会に突入しています。その中で「できる限り自宅で過ごしたい」と願う人が増加しており、医療も病院中心から地域・在宅中心へとシフトしています。これにより訪問看護の需要は年々高まっており、地域医療を支える重要な役割として期待されています。
特にターミナル期のケアや、認知症の進行に伴う生活サポートなど、訪問看護の専門性が求められる場面が増えています。
病院勤務との違い
項目 | 病院勤務 | 訪問看護 |
---|---|---|
勤務形態 | シフト制(夜勤あり) | 日勤中心(オンコール制あり) |
患者との関わり | 一時的・短期的 | 長期的・継続的 |
対象 | 医療処置中心 | 生活全体をサポート |
チーム体制 | 多職種連携がしやすい | 個別対応+チーム連携 |
勤務場所 | 病院内 | 利用者の自宅や施設 |
チーム連携の重要性
訪問看護では、看護師が一人で対応する場面も多いですが、医師・ケアマネージャー・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、地域の多職種と連携を取りながら支援を行っています。
当ステーション「蕾」では、チーム内の情報共有に自社開発アプリ「KAJISAPO」やビジネスチャット「LINE WORKS」を活用し、常に連携が取れる体制を整えています。急ぎの共有や相談もすばやくできる環境があることで、現場でも安心して判断・行動ができます。
訪問看護に向いている人
- 一人ひとりの利用者さんとじっくり関わりたい方
- 自分で考えて行動するのが好きな方
- 地域に根ざした看護をしたい方
- ワークライフバランスを重視したい方
未経験でも大丈夫?
もちろん大丈夫です! 訪問看護ステーション蕾では、未経験からスタートしたスタッフも多数在籍。プリセプター制度やOJTシートなど、手厚いサポート体制が整っているので安心して働けます。
実際に「訪問看護未経験」で入職した看護師も、「一人の方と深く関わり、在宅での“その人らしい生活”を支えられるやりがいに出会えた」と話しています。
やりがいを感じたエピソード
あるスタッフは、長年認知症を患う高齢者のご自宅を訪問していました。はじめは表情も少なく会話もほとんどありませんでしたが、毎回訪問を重ねていくうちに、笑顔が見られるようになり、「また来てくれたんやね」と言葉をかけてくれるように。看護の力が、生活の質を変えていく――そんな瞬間に立ち会えるのが訪問看護の魅力です。
まとめ
訪問看護は、患者さんの生活に深く関わり、信頼関係を築きながら看護を提供できる、やりがいのある仕事です。病院勤務とは違った魅力がたくさんあるこのフィールドに、ぜひ一歩踏み出してみてください。あなたの看護が誰かの人生を大きく支える力になります。